2017-01-24 更に古のお話③ 陽は既に傾き、 黄昏が辺りを包む。 終電はとっくに駅を発ち、 国道からも遠い。 先ほどの店主に道を教えてもらい、 一路帰路に就く。 線路沿いを行くのが良いという。 目印もない、 まさに人生の岐路のよう。 まっすぐに伸びたレールの上を、 ただひたすら歩く。